Masanori Tomioka

冨岡 真典

表具師
広島県出身

広島市中区で創業73年の「富岡泰雅堂」を継ぐ三代目表具師。
掛け軸・額・屏風・襖絵など、日本の伝統的な表具や修復を手掛ける。
文化財建造物の補修から現代住宅まで幅広く対応し、
和の空間文化を次世代へ受け継ぐべく、日々研鑽を重ねている。
伝統の美意識を守りつつ、現代の暮らしに調和する表具を探求している。

「一枚の和紙に、時の記憶を映す」

表具の仕事は、ただ掛け軸を仕立てるだけではない。
紙や布、木、糊といった自然素材が重なり合い、ひとつの呼吸を生む。
時を経た絵や書に新たな命を与えることが、表具師の役目である。
日本の美意識を支えてきた「間(ま)」と「調和」の精神を大切に、
一枚の和紙に宿る時間と想いを未来へつないでいきたい。